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デザイン・DTPのニッチで泡沫的知識を集積

Adobe、iPad向けコンテンツ作成ツール

とりあえずこんな流れに。

Adobe、iPad向け電子コンテンツ作成ツール「Digital Publishing Platform」を発表

んで、こんな人たち。

電子書籍1万点、iPad向けに販売 秋から業界団体

しかしまぁ、なんだ。発売される段となれば、この売り時逃すまいとなるわけだ。結局、何かできたわけでもなく、これから何かする様子もなく、ただただ出遅れただけである。はじめから素直に「乗る」方向で考えてりゃ、売り時が売れ時になったのに。

秋はいいのよ、読書の秋とも言うからさ。でも、まんまのコンテンツで秋でしょう? とりあえず夏前にまんまのコンテンツ、秋には何か「向き」のコンテンツを用意するっていうならねぇ。それこそ、アドベさんのこういった動きに「実はご用意しております」なんてことはないのか。ウチにもそんな話はこれっぽっちもないしな。秋でまんまかぁ。秋のサンマ? サンマのまんま? 木枯らしが痛い感じだなぁ……。

時間がないっていってもさ、やり方はいろいろあんだろうよ。たとえばさぁ、密林コーディネーターのTさんに誰か口説いてもらって「脱がせるヘアヌード写真集」とかよー、そういう簡単な仕掛けで話題がとれるモンがあるだろう。角○ならアヤナミで一発、ね。おいおい、イカン! こっちは脱がせるな、コミケじゃないんだから。塗り絵とかにしなさい。
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開けるべからず

イオン。

カタカナで書くと、シャッター商店街でがんばってる商店主なら、iPadなんかよりよっぽど強力な「黒船」の名前かもしれないし、脳内で勝手に「マイナス」という言葉がついて、なんとなく健康的でさわやかなイメージだったりする単語だが、漢字で書くそれは危険なにおいと緊急性を感じる言葉だ。で、今回は後者「異音」の方だ。

先週初め、のっけの月曜日に事務所のiMac(L-2006)を立ち上げると、起動完了に2時間もかかってしまった。この時点ではまだ異音はしていなかったので、TechToolsなどでソフト的メンテナンスを行った。しかし、どうにも状況が改善しない。起動も改善されたとはいえ、まだ15分くらいかかった。

それでもだましだまし使っていたのだが、週中に異音がし始め、いよいよ「ダメな煙」が出始めてしまった。しょうがないので世間がアレで騒いでいる週末、全く関係ない用件で家電量販店へいきバルクのHDを買ってきたですよ。

そう、買ってきたのはいいんだけれど、iMacは開けたことがない。まぁ、どうにかなるべぇと安易な気持ちでいたのだけれど、これがけっこう手こずった。そんなに手こずる時間は考えていなかったよ。

いやいや。日頃ウカツ度1000%のオジサンだってね、ただウカツだったわけじゃないのよ。プラス開けドライバー(知らないよね……長~いの)を売っていたこともある。Quadra650でメモリーのレイアウトに激怒したり、Quadra800で構造的に手に力が入れられなくて「HDの電源が抜けねぇ」と嘆いたこともある。Mac miniを開けるのに「鉄べらをやすりがけ」したことだってあるのだ。もうね、ちょっとやそっとじゃ驚かないし、半端や軟派じゃ許さないほどAppleの意地悪レイアウトには慣れっこだ。でも、iMacもなかなかやってくれた。難儀な構造というより、破壊しなければ突破できない部分があるのだ。

絵的なものはそういったページを見ていただくことにして(他力本願)……

iMacを開けると液晶部分以外は黒い金属箔で覆われている。アルミ箔を想像してもらえばわかる通り、基本的に金属の「曲げ」は1度限りで、1度曲げてしまうと折りは戻らない。しかも、iMacのそれはのり付け部分があるので、それなりのチカラで剥がさなければイケナイし、そうなると黒い金属箔はぐちゃぐちゃになってしまうのだ。

まぁ、「ぐちゃぐちゃ」は丁寧に剥離してやれば少しはマシな状態を保てるのかもしれないけれど、それにしたって「閉じている状態の金属箔」を無理矢理開ければ、「開こうとする状態」にクセづいてしまうことは避けられない。

なんかさ……そういうのってヘコむよね。ツメが折れたり、ヒンジがまがったり、閉じたあと隙間が均一じゃないとか、ビミョ~に浮いているとか。実用上問題ないんだけどさ。

はぁ……

体質的にはWinの自作マシンが一番自分の性にあってるのよねぇ。組み立てという性質上、開けたり閉めたりが楽だし、いらないものはつけなくていいし。逆に、がっつりいくところはがっつりとさ、6コア12スレッド(I7-980X)なんかでね。メリハリの効いたマシンが作れるのになぁ。期は熟しているわけだしDTPはWinで行きたいね。

問題はアドベアプリのライセンスだ。

アドベさん、マジでライセンスの平行移動考えてくださいよ。Appleに意地悪するチャンスですよ(笑)いや、それ抜きでもマジで。

人に言えない職業

あまり人には言いたくありませんが、本当はね、オジサン「エディトリアル・デザイナー」というカタカナ表記ではずかし職業なのですよ。来る日も来る日も、たとえ軽薄な内容の本でも「コレを買えば、すっげぇデキる人間になれるかも」と勘違いさせてしまうように、見た目で人を欺く仕事をしているのです。でも、だからといって自分の仕事に誇りを持てないから他人に職業を言いたくないのではありません。そうじゃなくってぇ~、職業欄にデザイナーって書くとォ~、「事業税」とかとられるしぃ~

いや、単にゴネて払いたくないわけではありませんのよ(何キャラだ?)。事業形態、作業内容、汚染度、迷惑度などがほとんどいっしょなのに「編集者」と書けば事業税は課税されないのでございます。それは「受益税」の性質としてはいかがなものかと思いましてね、当局に出向き、各種資料などを用いて「エディトリアル・デザイナー」の事業内容を丁寧にご説明いたしましたの。そして、このような現状はどのようにお考えですの?と伺いましたら、「事業内容と主張はよくわかりましたが、とにもかくにも職業欄に「(グラフィックを扱う)デザイナー」と書いてある限り、徴収せざるを得ないのが小役人の定め」とおっしゃるので、ならば便宜上、職業欄には「ニセ宇宙人兼雑用係」と書くことにいたしましたの。これでよろしくって?

そんなインチキセレブな言葉遣いがうっかり出てしまうような美術館が「東京都庭園美術館」。ここは元々、戦前に皇族のお屋敷として造られた建物。単に風情のある建造物としても見る価値があります(もちろん名前の由来である庭園も)。そもそも我々庶民がドレスコードなしでこんなお屋敷に入れる機会はそれほど多くありませんので、展示にかかわらず立ち寄ってしまうような場所です。

しかも、そこでこんなものをやっていたら行かないわけにはいきません。

行ってきましたですよ、ロトチェンコ。小規模な展示ではありますが、ロシア構成主義に関するものをまとめて見る機会は貴重なのでございます。多分、日本でのメジャーな展示は、2003年に川崎でやってた「ロシア構成主義のグラフィックデザイン」以来ではないでしょうか。

うう~ん、いいねぇ。ロシア構成主義。

あ、そうだ! 山手線を挟んで反対側にはこーいうのもあるでよ。せっかくだから、押さえておきたいところだね。あぁ~なんか今、すごく思い出した。オジサンさ、初めてのデートでココにつれてったことがあるよ。え? いいじゃない、それでも幸せになれたんだから。
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